快眠ライフ - 睡眠障害・不眠症の原因と対策解消方法

人生の約3分の1は睡眠です。健康な生活を送るためには良質な睡眠が欠かせません。安眠・快眠方法をご紹介します。

睡眠についてトリビア① 睡眠時間と体型・肥満の関係について

f:id:kenkolife:20160602080857j:plain

 

睡眠と体型には関連があるのでしょうか?
イメージとしては、「寝る子は育つ」という諺がある通り、睡眠時間が長い人は太っていて、逆に睡眠時間が短い人は痩せている、そんな印象があります。
では実際はどうなのか?

 

睡眠時間が短いと肥満になる

そこで、睡眠と体型について調査した結果があります。


それは、太り気味の学生を対象にした調査で、太り気味の学生の睡眠時間の変化についての調査結果です。

 

太り気味の学生のグループに6,5時間の睡眠を1週間とってもらいました。
その後、8時間睡眠を2週間とってもらいました。
その結果、睡眠時間が増えたら全体的に食欲が14%減少したことが分かりました。
睡眠時間が増えたら、甘いもの、辛いものを食べたくなくなったということです。
全ての食欲が減ったわけではなく、必要な栄養素を含む食べ物の食欲は変わらなかったそうです。

他の調査結果もあります。
その調査結果では、1日7時間~9時間睡眠をとる人と、4時間以下の睡眠の人を比較しあ場合、4時間以下の睡眠時間の人のほうが肥満リスクが73%も高い結果になりました。

つまり、冒頭に書いた「寝る子は育つ」の諺通りなら睡眠時間が長い人は太っているということでしたが、調査結果では逆で睡眠時間が長い人より短い人のほうが太りやすい結果になったのです。

 

では何故睡眠時間が短いと肥満傾向があるのか?
それは先述の調査結果通り、睡眠時間が短いほうが食欲が増えるからというのは一つの原因です。
そしてもう一つの原因が、睡眠不足だと食欲を刺激するホルモンが増え、逆に食欲を抑制するホルモンが減るからです。
ある調査結果では、5時間の睡眠時間の人は8時間の睡眠時間の人に比べて、食欲を増進するグレリンが14、9%も多く、食欲を抑制するレプチンが15、5%も低いという結果が出ています。

 

太りたくないと思うなら、あれこれと新しいダイエットをするよりも、しっかりとした睡眠をとることが大切だということが言えるかもしれません。