快眠ライフ - 睡眠障害・不眠症の原因と対策解消方法

人生の約3分の1は睡眠です。健康な生活を送るためには良質な睡眠が欠かせません。安眠・快眠方法をご紹介します。

睡眠障害の体験談② 更年期に伴う睡眠障害

f:id:kenkolife:20160425082019j:plain

 

今や日本人の5人に1人が不眠症を抱えているとも言われており、現代病の一つであると言っても過言ではないでしょう。


また老若男女問わず、不眠症を抱える可能性がありますが、その中でも女性の多くが更年期に伴う睡眠障害に悩んでいるようです。

 

不眠症と一言でいっても、単独症状の場合もあれば、更年期などのその他の合併症状も考えられますので慎重に判断し、生活習慣の改善だけでは解決できない場合には的確な治療を受けてください。

 

更年期に伴う睡眠障害の体験談を語ってくれたのはSさん(30代・女性)です。

 

●更年期に伴う睡眠障害

私の母は若い頃から寝付きがあまり良くなかったようですが、病院で更年期と診断されてからは更に悪化しました。


まず、病院で処方される睡眠導入剤なくしては睡眠につけず、時には服用しても朝までまったく眠れない夜もあったようです。


最初のうちは睡眠導入剤だけを服用していましたが、更年期の合併症状が思った以上にひどく、しばらくすると精神安定剤まで服用せざるおえない状況となりました。夜には睡眠導入剤を、そして日中には精神安定剤を服用していたため、常に頭がはっきりしない、だるい症状が続いたようで、最終的には本当に鬱になってしまうのではないかと家族から見ても不安でした。

 

Sさん(30代・女性)

 

 

更年期には女性ホルモンの分泌が減るため、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めたりと不眠が多くなると言われています。
また、女性ホルモンの減少によって、精神的にも不安定な状況となり、ストレスを感じやすくなるため、結果不眠症に陥りやすいようです。

 

このような場合には無理な生活習慣の改善などはせず、とにかく家族や周りが協力して、できるだけ本人がリラックスできる生活環境を整え、薬の服用を徐々に減らし、更年期とうまく付き合って乗り切ることがとても重要です。