快眠ライフ - 睡眠障害・不眠症の原因と対策解消方法

人生の約3分の1は睡眠です。健康な生活を送るためには良質な睡眠が欠かせません。安眠・快眠方法をご紹介します。

睡眠についてトリビア⑤ 孤独感を抱えている人は熟睡できず健康が損なわれる

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アメリカのシカゴ大学・保健学科のライアン・クリナ博士らがある研究結果を発表しました。それは、「孤独感が強いと睡眠の質が悪化する」という研究結果です。

 

孤独感が強いと睡眠の質が悪化する

ライアン・クリナ博士らが行った調査は次のようなものです。

 

ある農村地区に往む19歳以上の成人95人(平均年齢39・8歳、女性52人)を対象に、孤独感やうつ症状、不安、ストレスの有無、睡眠の質について調査しました。

睡眠の質については聞き取り以外に、手首装着型の睡眠・覚醒判定機器も1週間装着。

その結果、孤独感が強いと判定された人ほど、夜間に目覚める回数が多いなど睡眠の質が悪いことわ分かったそうです。

また、過去に大学生を対象に行った別の調査でも、孤独感が強いほど睡眠中に目覚める回数が多いという結果が出ているそうです。

 

 

従来、孤独感は、寿命が短くなったり、健康に悪影響を及ぼすと言われていましたが、その原因がどこにあるのか、タバコなのか、運動不足なのか、栄養不足なのか、その原因が今まではっきりと分かりませんでした。そこで、最後に睡眠を調査したところ、布団に入っていても、睡眠時間が少ないことが分かったのです。

 

つまり、睡眠時間が短いことが、健康を損なっている原因なのではないと考えられるようになりました。